2024年1月~4月の各月の平均売買平米単価、月末在庫件数、取引量のデータを元に大阪環状線各駅周辺(半径750m)の不動産市場動向を分析してみました。
大阪環状線沿いのマンション市場は、多様なニーズに応える形で取引が活発化しています。再開発が進むエリアや、生活の利便性が高いエリアが特に人気を集めており、今後もその動向に注目が集まります。
平均売買単価 トップ3
- 大阪駅
- 福島駅
- 天満駅
月末在庫件数 トップ3
- 天満駅
- 福島駅
- 桜ノ宮駅
取引件数 トップ3
- 天満駅
- 桜ノ宮駅
- 福島駅
トップ3は全て大阪駅とその周辺の駅に集中しました。
集計は駅から半径750m圏内のマンションを対象としているため、大阪駅周辺は商業施設が集中し、分譲マンションはほとんどありません。その希少性も平均売買単価の結果に影響している可能性があります。大阪駅の在庫や取引件数は少ないですが、その分、隣の天満駅、福島駅の多さが顕著に現れています。
19駅ある中の13駅は全て、平米単価が上昇傾向にありました。最も価格が上がっている駅は森ノ宮駅です。今後開発が進む「東エリア」として注目されていることがわかります。
月末在庫件数に関しても、ほぼ全駅で上昇傾向です。大阪市の不動産取引が活発になる兆しでしょうか。取引件数となると、全体的に安定している傾向が見られますが、福島駅、桜ノ宮駅、京橋駅、天満駅、天王寺駅は活発に動いているようです。