東京タワー周辺の物件が、どのような設備を持ち、それが賃料単価にどのように影響しているのかを分析しました。今回調査した物件は、麻布Tino、虎ノ門A&KIPビル、LAFONTE麻布十番、AUBE虎ノ門、プラウド虎ノ門、クラージュ東麻布、グランスイート麻布台ヒルトップタワーの7つです。
まず、これらの物件は全てエレベーター、オートロック、浴室乾燥機、追焚き、エアコン、コンロ、収納、洗濯機置場、バルコニー、インターホン、宅配ボックス、駐輪場といった基本的な設備を備えています。これらの設備は現代の生活において必要不可欠なものであり、これらが揃っていることが賃料単価に一定の影響を与えていると考えられます。
次に、賃料単価と物件の設備について見てみましょう。賃料単価が最も高い物件は「AUBE虎ノ門」で、㎡単価は8444.8694円です。一方で、賃料単価が最も低い物件は「クラージュ東麻布」で、㎡単価は4053.1218円です。これらの物件を比較すると、「AUBE虎ノ門」は新築であり、全ての設備が揃っている一方、「クラージュ東麻布」は築年数が6年とやや古く、全ての設備が揃っているものの、賃料単価が低いことがわかります。 また、募集期間と賃料単価の関係も注目すべきです。募集期間が最も長い物件は「AUBE虎ノ門」で42日間、最も短い物件は「グランスイート麻布台ヒルトップタワー」で9日間です。これらの物件を比較すると、「AUBE虎ノ門」は賃料単価が高いにも関わらず募集期間が長く、「グランスイート麻布台ヒルトップタワー」は賃料単価が中程度でありながら募集期間が短いことがわかります。
これらの結果から、東京タワー周辺の物件においては、設備の充実度だけでなく、物件の新築度や立地条件なども賃料単価に影響を与えていると考えられます。また、賃料単価が高い物件でも、その価値が認められれば十分に入居者を見つけることができることが示されました。これらの情報は、物件選びや賃料設定に役立つことでしょう。